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【SWC2016 Part7】プログラム確定+2日目追加募集開始!

みなさま,こんばんは。SLiiiCスタッフの今井です。SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2016の開催まであと半月程度となりました。皆さまの最良の状態でお迎えできるように,準備を進めているところです。

本日は,2点お知らせしたいことがございます。

1.当日プログラム確定

以下のように,当日のプログラムが確定いたしました。なお,2日目午前に予定されていたフィールドワークについては,2日間の内容の繋がりをより強くするために,リテラチャーサークルに変更いたしました。


9月10日(土) 白百合女子大学2号館R2008教室

10:00〜10:10 趣旨説明
10:10〜11:40 岩瀬直樹さん講演「きょうしつで本を楽しむということ」
11:40〜12:10 岩瀬直樹さん&鎌田和宏さん対談「iwasen×kamasen」


13:00〜13:45 <グループブックトーク> 2グループ×15分+メイキング=45分

13:45〜16:30 <ワークショップ>

  1. 趣旨説明・グループ分け13:45〜14:00
    テーマを複数用意し,参加者の希望に合わせてグループ分けを行います。
  2. グループワーク 14:00〜15:30
    理想の形,プランを考えるグループワークを行います。
  3. 岩瀬さん,甲斐崎さんによる共有 15:30〜16:00
  4. まとめ(岩瀬さん,甲斐崎さん) 16:00〜16:30

17:00〜20:00 場所:11号館3階クララホールでの懇親会

  • はてしない物語』を予読しての読書会・クイズ
  • 参加者同士の懇親会,講師との交流会

 9月11日(日) 白百合女子大学11号館3階クララホール

10:00〜12:00 SLiiiCスタッフ・SLiiiCサポーターによるリテラチャーサークル

  • SLiiiCスタッフならびにサポーターによる「リテラチャーサークル」を体験できる時間を設けます。
  • 当日会場に題材となる本を用意し,それを用いながら活動を行います。

13:00〜16:00 SLiiiCマーケット

  • 参加者による実践記録や図書館関連のグッズなどの頒布会
  • 学校図書館国際大会2016IASLのSLiiiCポスタープレゼンテーション成果報告
  • 1日目iwasenxkamasen上映会+公開反省会
  • 来場者によるライトニングトーク

2.2日目追加募集開始!

今回のサマー・ワーク・キャンプはたくさんのお申し込みを頂き,例年よりも早い段階で申込締切をせざるを得ませんでした。会場の増席をして追加申込を受け付けましたが,そちらも1週間程度で定数に達しました。多くのお申し込みを頂き深く感謝申しあげます。

参加者アンケートの結果等を検討した結果,2日目については追加募集を受け付けられる見込みが立ちました。本日より,2日目の9月11日(日)については,追加申込を受け付けます。詳細はSLiiiCのWebサイトをご参照の上,追加申込フォームからご連絡をお願いします。

www.sliiic.org

なお,ご要望の多かった1日目の岩瀬さん講演会についても,YouTube Live!での配信が決定しました。詳細は9月5日(月)ごろ,こちらのブログでお知らせいたします。

今後も当日に向けて,情報公開を行って参りますので,ご期待下さい。

【SWC2016 Part6】今年もやります,SLiiiCマーケット!

みなさま,こんにちは。SLiiiCスタッフの今井です。

おかげさまで,SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2016は懇親会も含めて,多数のお申し込みを頂きました。いよいよ開催まで1ヶ月を切り,スタッフ一同,企画の最終段階を詰めているところです。

さて,SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2016といえば,1日目の企画も魅力的なのですが,2日目の午後にも魅力的な内容を用意しています。今年は2日目の午後のイベントとして,昨年度ご好評頂いた「SLiiiCマーケット!」を再び実施致します。

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SLiiiCマーケット!とは,実践記録集などお金を取っての頒布OKの販売+交流会のイベントです。昨年個人ブログの方で申し上げましたが,学校図書館コミケを意識したイベントです。

実践記録集とか,学校図書館運営に役立つ小物など,SLiiiCがOKであれば,何でも販売OKとしてます。無料では難しいけれど,印刷実費を頂ければ参加者に頒布できるものをお持ちだという学校図書館関係者の方は多数いらっしゃると思います。そういう方々の頒布の場を設定できたら良いのでは,しかもそれを団体ではなく個人単位でできたら敷居も低くて良い感じになるのではというのがコンセプトです。

あと類似のイベントだと出展料等を取ることがありますが,SLiiiCの場合は参加費以外は手数料無料ですので,在庫とかそんなことを考えずに頒布して頂ければと思います。 もちろんSLiiiCマーケットは販売するだけでなく,購入目的でいらっしゃるのも大歓迎です。Amazonとかで購入できないような品揃えになること間違いなしです。

さて,ここで,今年出展される団体の中から,「シャンティ国際ボランティア会 クラフトエイド」の方,「kumori」の方からメッセージを頂いていますので,掲載いたします。


シャンティ国際ボランティア会 クラフトエイド

初めてサマー・ワークキャンプに出店します「シャンティ国際ボランティア会」のクラフトエイド担当中尾です。今回はみなさんが初めて耳にすると思います、シャンティ国際ボランティア会(以下シャンティ)、そしてクラフトエイドについてご紹介したいと思います。

シャンティは1981年にカンボジア難民キャンプで活動を始めました。そこで、内戦により身一つで祖国を逃れ、難民キャンプでの生活を余儀なくされた人々と出会いました。キャンプで暮らす人々にとって衣食住の次に何が必要かを考えた時、「心に栄養を」と本を手渡してから約35年間、子どもたちが本を手にできる場所を作り続けています。

活動地域は広がり、今はカンボジアラオスミャンマー(ビルマ)難民キャンプ・アフガニスタンミャンマーで活動しています。それらの国で、子どもたちに教育の機会を届けるため、図書館の整備や学校の建設、絵本の出版など様々な活動を行っています。活動によって、学校に通うことができるようになった多くの子どもたちがいます。学校で本を知り、夢を描くようになった子どもたちがいます。ですが、わずかな学費を支払うことができず学校に行けない、そんな子どもたちもまだまだ存在しています。

クラフトエイドでは、そんな子どもたちの教育資金のために、母親たちが手仕事でつくる製品を販売しています。1985年にタイ東北部のラオス難民キャンプに作った図書館に通う、モン族の持つ刺繍品を日本に持ち帰り、販売したことからクラフトエイドの活動が始まりました。山岳少数民族であるモン族の人々は、自分たちの衣装を作るため刺繍の技術を伝え続けていました。それは、普段民族衣装を着なくなった今の暮らしの中でも続いています。当時難民キャンプに暮らしていた人々が、祖国ラオスに帰還し生活をしている村と、今も製品作りをしていますが、刺繍の技術は衰えることなく、バラエティに富んでいます。

シャンティの活動地域である国々で、クラフトエイドは共にもの作りをしています。製品を作っているのは、先程お話したモン族のような少数民族や長い戦争で傷ついた人々、都市部でスラムに暮らす人々です。社会的に弱い立場にある生産者が、安い価格で買い叩かれることを防ぎ、そして民族の持つ伝統的な技術を守り、伝えていくことを大切にし、活動しています。

製品は手刺繍・手織・草木染めなど、時間と手間をかけて作られたものばかりです。当日は皆さんに製品を手に取ってもらい、楽しんで頂けると嬉しいです。

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写真1:細やかな手刺繍のポーチたち

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写真2:刺繍をする女性と子ども


 kumori

kumori は本と人をつなげるしおりです。 本の紹介を応募すると、しおりとなり、様々な図書館でしおりが配られます。

今年は、産まれたてのブックカバーな「ブックカバ」さんたちを何頭か連れてい きます。お気に入りの子がいましたら、一緒に連れて楽しく読書していただけたら嬉しいです。

kumori.info


本ブログでは,随時出展者のメッセージをご紹介して行ければと思っています。2日間魅力的な企画が持ちだくさんのSLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2016。ご期待ください。

第40回全国学校図書館研究大会(神戸大会)で研究発表を行いました。

学校図書館運営マニュアルプロジェクト

SLiiiCスタッフの野口久美子です。

SLiiiCでは9月開催のサマー・ワーク・キャンプに向けての準備がいよいよ本格化しておりますが,同時進行で「学校図書館運営マニュアルプロジェクト」として,研究活動にも取り組んでいます。


8月8日〜10日まで,神戸学院大学で開催された「第40回全国学図書館研究大会(神戸大会)」にて,研究成果を発表する機会をいただきました。マニュアルプロジェクトとしてこの大会で発表するのは2年前の甲府大会に続き,2度目になります。今回は,野口久美子(八洲学園大学),浅石卓真(愛知淑徳大学),横山寿美代(杉並区立久我山小学校),野口武悟(専修大学)の4名のプロジェクトメンバーで発表を行いました。

 

発表題目は「学校図書館運営における業務記録・引き継ぎのあり方」

内容は昨年行ったアンケート調査,インタビュー調査を元にしたものです。調査では市町村教育委員会と学校ごとのマニュアルの作成状況を尋ねるとともに,「マニュアルを作成する以前に,日々の業務記録や異動の際の引き継ぎ資料がマニュアルの役割を果たしているのではないか,これらの資料がマニュアルを補完する可能性があるのではないか」との仮説を立て,業務記録・引き継ぎ資料の作成の有無や内容などを明らかにしました。

今回の発表では後者の業務記録・引き継ぎ資料の作成の実態について,研究者としてプロジェクトに参加している野口,浅石が調査結果を報告するとともに,学校司書でもある横山が実際にどのように業務記録などを作成しているのか,2つの自治体の事例(自身の事例を含む)を紹介しました。最後に,研究上の課題と今後のプロジェクトの研究計画について,野口武悟が総括しました。

 

発表後には「業務記録のフォーマットをぜひ公開して欲しい」という声を複数いただきました。ご要望に応えるべく,早速公開に向けて,調整しております。近日中の公開を目指しておりますので,少々お時間をいただけますと幸いです。

また,「マニュアルのガイドライン(指針案)の公開はいつ頃になりそうか?」というご質問もいただきました。こちらにつきましても,来年度以降,具体化できるよう研究を進めていきたいと考えています。

 

分科会の司会を務めて下さった,全国学図書館協議会調査部長・磯部延之先生,分科会の進行・記録にご尽力いただきました皆さま,分科会にご参加下さった皆さま,全国大会でお目にかかった皆さまに感謝申し上げます。

 

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【SWC2016 part5】今年の懇親会はケータリングで!

サマー・ワーク・キャンプ

みなさんこんにちは。
サマー・ワーク・キャンプ2016懇親会担当の松井です。


今年も、1日目終了後(9/10土曜日)に懇親会を開催します。

 

毎年、プログラム終了後の興奮冷めやらぬ皆さんの熱を下げないまま、どう懇親会に持っていくかを考えるのが私の使命です。

しかし、やはり大勢での移動はタイムラグが生じるもの。開始までの微妙な間を、どう保つかが悩みの種でした。(それでも、皆さんは十分楽しんでいらっしゃいますけれども。)


よって今年は、ケータリング料理を注文して、そのまま白百合女子大学内で懇親会を開催することにしました。
お店ではないので、フルサービスと言うわけではありませんが、周りを気にすることがないのでどんな話題でも、気兼ねなくお話することができます。


講師にお招きする先生方と話したいけど、どなたかとお話していてそのまま時間が過ぎてしまった、ということもあるかと思います。
よって今年は、1日目のプログラム中にお聞きしたいことを随時募り、スタッフを聞き手にした、公開トークタイムを行います。これで情報を共有し、1日目の振り返りができたらと考えています。


毎年手探りの懇親会ですが、今年は結構な集大成になるのではないかと感じています。
移動がない分、気軽に参加できると思いますので、ぜひお申し込みください。


<懇親会概要>
日 時:9月10日(土・1日目終了後)17時より
会 場:白百合女子大学内 クララホール
参加費:おひとり3,000円(料理&ソフトドリンク)
お申し込みは、以下のURLより
「懇親会参加チケット」をお申し込みください。
(システムの都合上、チケットと表記されていますが
 実際に発券するものではありません。)

www.kokuchpro.com

【SWC2016 part4】甲斐崎博史さんのご紹介です。

サマー・ワーク・キャンプ

SLiiiCスタッフ中務です。さて巷では「歴史に残るであろう」との噂も飛び交っている(!)今年のSLiiiCサマー・ワーク・キャンプ。その講師としてお招きしたお二人のうち、今回は甲斐﨑博史さんについて私なりにお伝えしてみたいと思います。

 

甲斐崎博史さんプロフィール
小学校において、アドベンチャー教育をはじめとする体験学習法をベースにしたクラスづくり、学びの場づくり(子ども・教員両方)の実践研究に取り組む。西東京市立栄小学校教諭。西多摩PACE主宰。


実は講師として甲斐﨑さんをお願いすることになったときにブログ(もぐらのさんぽ)を書かれていることを知り、どんな方なのか知りたいと思いのぞいてみました。すると、西多摩PACEという勉強会を定期的に実施されていることがわかり、その時のテーマが多少なりとも関心のあったライティング・ワークショップだったこともあって、即申し込み参加させていただいたのです。


初めての場所(狭山市民センター)、どう考えても教員が大半と思われる誰も知り合いのいない所での学びということで、少々緊張しながらのスタートでした。ところが、スタッフの自己紹介の後に始まったのは、お話し会などでは定番の手遊び。手遊びといってもあなどるなかれ、やってみると自分の頭の硬さや反応の鈍さに思わず苦笑・・・でもこれで緊張していた気持ちがフッとほぐれるのがわかりました。お二人の方が教員の立場からワークショップを交えた実践報告をされました。


お昼を挟んで、1グループ4~5名に分かれると、いよいよ甲斐﨑さんの登場です。

Twitterの紹介にもあるように「プロジェクト・アドベンチャーが私の核です。なんでも体験学習法にしちゃいます。」とおっしゃる甲斐﨑さんが、その方法の一つとしてライティング・ワークショップ(Writing Workshop 以下WWと表記)と出会ったのは9年前だったそうです。将来書きつづけるための授業として、その後実践を重ねてこられました。その前提となる子ども観は「子どもは主体的に学んでいける存在である」ということ。子どもの育つ力をどこまでも信じておられる方だと感じました。


ぱっと見ると大柄でちょっと怖い感じもするかもしれませんが、この研修中も参加者の子どもに対して、実に楽しそうに接していました。(その間、参加者は課題としてだされたエッセイの課題集めや下書き、修正に四苦八苦していたのですが・・・)


終わった後には他に何も考えられないほど頭を使ったと同時に、気持ちの良い満足感でいっぱいでした。WWを体験した子供たちも初めは大変だったかもしれないけれど、慣れるにしたがって充実した時間を楽しめているんだろうなぁ、甲斐﨑さんの授業を受けてみたかったなぁと思うようになりました。

 


 そして、2回目にお会いしたのが、先日の打ち合わせ@居酒屋です。私達より先に着いて、気持ちよさそうに労働後の一杯を召し上がっておられましたが、いざ打ち合わせが始まると、その姿からは想像できない熱い想いがポロポロとこぼれてきます。図書の時間に内職している教員に対して「みんなチャレンジャーだなぁ。」国語の授業についても「読書に対する目的が違う、読解が目的になっている。」


 でもこの言葉の陰には本の面白さをもっと教員に知ってほしいという願いが込められているのです。岩瀬さんと共に活動するようになったきっかけが、黒木秀子さんのアニマシオン研修だったそうです。8H×5回という、聞いただけでも頭の中が沸騰しそうな講座で本に目覚めたとのこと。目覚めていただいてよかった!しかし、世の中はなかなかうまくいかないもので、とても残念なことに学校司書との連携は今までその機会がなかったとのことでした。先日のWW研修でも感じたことですが、そこで使った絵本について著作権の点から問題がなくもないような・・・(歯切れが悪すぎ)。もし、学校司書との関係がきちんとできる環境にあったら対応も違っていただろうなと思います。

 


 その点からも今回のサマーワークキャンプは教員、学校司書ともに次のステージに進むための第1歩となるのではないかと確信すると同時に、当日皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

 

  • 体験学習とは

http://www.erc.pref.fukui.jp/sogo/d215/html/guide_2-1-1-3.html

 


  • ライティング・ワークショップとは


  • ラルフ・フレッチャー&ジョアン・ポータルピ著,吉田新一郎・小坂敦子 訳『ライティング・ワークショップ』新評論,2007.

 

【SWC2016 part3】岩瀬直樹さんのご著書をいろいろご紹介。

サマー・ワーク・キャンプ

SLiiiCスタッフの野口です。サマー・ワーク・キャンプ2016はおかげさまで多くのお申し込みをいただき,あっという間に満席となりました。懇親会についてはまだ空きがあります。よろしければ参加をご検討下さい。

 

さて,今年のSWCは岩瀬直樹さん,甲斐崎博史さんという素敵なゲストをお迎えし,お送りします。改めてお二人のプロフィールをおさらいしておきましょう(以下,SLiiiCサイト掲載のプロフィールを引用)

岩瀬直樹さんプロフィール
http://www.u-gakugei.ac.jp/~graduate/kyosyoku/a_about/04organization.html#iwase

小学校教員として,信頼に基づく学級経営、学級経営・校内研修・授業へのファシリテーションの活用、リーディングワークショップ・ライティングワークショップ、学習の個別化等の実践研究に取り組む(東京学芸大学教職大学院教員紹介より引用)
2015年4月より,東京学芸大学教職大学院准教授。

甲斐崎博史さんプロフィール
小学校において、アドベンチャー教育をはじめとする体験学習法をベースにしたクラスづくり、学びの場づくり(子ども・教員両方)の実践研究に取り組む。西東京市立栄小学校教諭。西多摩PACE主宰。

 

お二人のブログも一緒にご紹介。

 

それでは,ここからは岩瀬直樹さんの著書をいくつかご紹介していきます。

 

まず,岩瀬さんのこれまでの小学校教員としてのお仕事について知りたい場合は,『岩瀬直樹:エピソードで語る教師力の極意』,『クラスづくりの極意』をオススメします。岩瀬さんが取り組んできた読書指導(リテラチャー・サークル,ペア読書,リーディングワークショップ,学級文庫づくり)の様子とともに,どのようなお考えで読書指導に取り組んできたのかも分かります。

こんな本を出すからにはこの方はさぞかしカリスマに違いない…と思うかもしれませんが,意外と人見知り(!)な岩瀬さんの本質が垣間見れます。人見知りな若手教員が意を決して,学校の「外」に出向いて,色々な体験をし,「せんせい」へと成長していく,そんな様も感じていただきたい2冊です。

また,『エピソードで語る教師力の極意』で語られている,岩瀬さんの育休中の読み聞かせボランティアの体験談は,学校図書館関係者にぜひお読みいただきたいです。

 

続いて,岩瀬さんの「きょうしつ」がいかに作られてきたのかが分かる『最高(サイコー)のクラスのつくり方』。岩瀬さんの学級経営についてのスタンスが端的に分かる本でもあります。野口はこの本が大好きで,自身の大学の授業でも何度も紹介してきました。荻上由紀子さんのイラストもとても素敵です。

 

こちらは文字のない絵本です。『きょうしつのつくり方』というタイトルですが,ノウハウ本ではありません。一人で1ページずつじっくりとめくりながら,「きょうしつ」に思いを巡らすのもよし,誰かと一緒に教室や子どもたちのことを語り合うのもよし,といった趣の本です。こちらのイラストも荻上由紀子さん。

 

『みんなのきょうしつ』の表紙はなんと西原理恵子さんのイラスト!通称「サイバラ本」です。とある「きょうしつ」の1年間の物語が岩淵先生の振り返りと,同僚である中谷先生の応答をまじえて綴られています。とある「きょうしつ」の成長物語であると同時に,とある「せんせい」の試行錯誤の記録でもあります。岩淵先生もふつーのせんせいであり,ふつーの人間です。失敗を重ねながら成長している。そこを余すことなく見せているところも素敵です。


  

最後に,すべての「せんせい」に読んでいただきたいのがこちら。

 

『せんせいのつくり方』にはいくつかのワークがあり,自分自身への問い直しが出来るように構成されています。

甲斐崎さんもやってみたようです。

 

大学教員である野口も出版直後に入手し,やってみました。「せんせい」としての自分が剥がれ落ち,あらわになりました。「せんせい」としての自分を突きつけられました。自分の根っこを見つめ直すことの出来る一冊になっています。学校司書の皆さんも子どもと相対する学校の「ししょ(司書)」としての自分をこの本で見つめ直してみることをオススメします。

 

大分長くなってしまいました。一冊でもピンとくる本がありましたら幸いです。

SWC2016に申込をされた方はぜひ岩瀬さんのご著書をお読みになって参加してくださいね。そして,岩瀬さんと,甲斐崎さんと,参加者の皆さんと,「せんせい」のこと,「きょうしつ」のこと,「よむ」ということを対話いたしましょう。

 

 

そして,これで本当に最後です。

SWC2016に参加の皆様。当日は岩瀬さん,甲斐崎さんのことを「先生」と呼んではいけません。先生も,学校司書も,研究者も,学生も,みんながフラットに対話が出来るよう,SWC2016では「さん」付けで呼び合うことにいたしましょう。今,このブログを書きながら,決めました(代表了解済!)

 

次回は甲斐崎博史さんのことを別のスタッフがご紹介します。

 

 

【SWC2016Part2】講師の岩瀬直樹さん,甲斐﨑博史さんとの打ち合わせを行いました。

サマー・ワーク・キャンプ

SLiiiC代表横山です。9月10日(土)・11日(日)の2日間、白百合女子大学を会場に行われますサマー・ワーク・キャンプ(SWC)2016、いよいよ参加申し込みが始まりました。スタッフも当日に向けて動き出しているところです。

先日、1日目の講師としてお呼びしている岩瀬直樹さん、甲斐﨑博史さんと、スタッフ4人で、打ち合わせを行いました。こういう打ち合わせ前には、まずス タッフでアウトラインやゴールをある程度作りあげておいて、それを講師のみなさんにぶつけてたたき上げる、という方法をとっております。SWC2016の 原型テーマは、“とにかく教員と学校司書が本気でぶつかる”というものでした。そしてそのサブテーマとして“読書”を設定しました。岩瀬さんは、ユニーク な読書指導の実践を行ってきた方です。そして、(岩瀬さんのお考えというよりも、置かれた状況によるのですが)学校図書館を利用したことがありません。

そこでまずその素晴らしい実践を聞き、その後、学校図書館・学校司書という存在をぶつけて、お互いのギャップを明らかにして、その上で、じゃあ、この二者 が協働するならば、子どもたちの読書に対して何ができるのかを探ろう、という方向で私たちは組み立てたわけです。そして、過去2年間でも取り上げたワール ドカフェを、午後いっぱい使って行うことを想定しました。

…というのが、この打ち合わせ前の私たちの描いたビジョンでした。しかし、それはある意味、まったくもってくつがえされました。お二人は、もっと違った、そしてはるかに鋭い観点で、この事象をながめていたということが分かったのです。すなわち、

  • 学校図書館との協働がうまくいかないのは教員のせいである
  • 教員は、読書指導云々言う前に、自分自身が読書の喜びをもっと知らなければならない
  • 教員は学校司書が何ができるのか本当にわかっていない。そのすごさを見せつけてほしい

正直言って、学校司書たちはうすうす感づいていたことでありました。が、しかし、教員側からここまではっきり面と向かって、ずばりと言われますと、そのインパクトたるや、そりゃもう。そのおっしゃることの率直さに、私は感動をおぼえました。

しかし、決してこれは本当に教員側だけのせいではなく、もちろんこっち側にも原因があり、もっと取り組まなければいけないことがあると思います。「教員 に本の面白さを、学校司書から伝えてほしい、どんな方法がよいか」と聞かれて、「それはブックトークでしょう」と答えたのですが、お二人は素で驚いていま した。ブックトークにとても力があることは、私たちは知っているのですが、教員のみなさんはそうではない、そういう場面を見ていないからです。さて、これ は、本当に教員だけのせいでしょうか?そのような、ギャップを、双方から歩み寄ることで、明らかにしたいです。そして、…学校司書のみなさん、見せつけて やろうじゃありませんか、私たちの力を。
 
ということで、1日目午後は、さらにもっと読書そのものにせまるものとなりそうです。“本の持っている力、読書の喜びを教員側にいかにして伝えるか”そ こからスタートすることになりそうです。それに従って、例えば、事前に読むことを前提とする予読本が設定されたり、1日目夜の懇親会も読書をテーマに行わ れたり、といった風に、SWC2016そのものの持ち方と枠組みが、今までとは全く違ったものになる可能性が出てきました。

SWC2016が、かなり教員の方を向いたイベントになることは、最初から想定していました。しかし、まだまだ私たちは甘かった。本気になってる先生たちに、遠慮している場合じゃなかったです。

そして、これははっきり断言できますが、読書にせよ教員とのギャップという話にせよ、ここまで鋭く踏み込むイベントは、そうあるもんじゃありません。岩 瀬さんと甲斐﨑さんは参加者の半分は教員にしたいとおっしゃっています。学校司書のみなさん、これほんとに、来なきゃ損ですよ。

今までとは違った視点、新たな驚き、そして心からの楽しさを味わってもらえるような、そんなSWC2016となるように、これからまだまだ内容を詰めて いきます。その過程を、このブログ上で少しずつお伝えしていきます。ご注目ください。そして重ねて申し上げます。我が最強平部員師匠の言を借りるならば、 「今年のSLiiiCサマー・ワーク・キャンプは歴史に残ります」。

Don’t miss it!

*打ち合わせは所沢の居酒屋さんで行いました。これもまた、実にウェルカムで新鮮な経験でした。

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