【SWC2016 Part6】今年もやります,SLiiiCマーケット!

みなさま,こんにちは。SLiiiCスタッフの今井です。

おかげさまで,SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2016は懇親会も含めて,多数のお申し込みを頂きました。いよいよ開催まで1ヶ月を切り,スタッフ一同,企画の最終段階を詰めているところです。

さて,SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2016といえば,1日目の企画も魅力的なのですが,2日目の午後にも魅力的な内容を用意しています。今年は2日目の午後のイベントとして,昨年度ご好評頂いた「SLiiiCマーケット!」を再び実施致します。

f:id:sliiic:20160816194552j:plain

SLiiiCマーケット!とは,実践記録集などお金を取っての頒布OKの販売+交流会のイベントです。昨年個人ブログの方で申し上げましたが,学校図書館コミケを意識したイベントです。

実践記録集とか,学校図書館運営に役立つ小物など,SLiiiCがOKであれば,何でも販売OKとしてます。無料では難しいけれど,印刷実費を頂ければ参加者に頒布できるものをお持ちだという学校図書館関係者の方は多数いらっしゃると思います。そういう方々の頒布の場を設定できたら良いのでは,しかもそれを団体ではなく個人単位でできたら敷居も低くて良い感じになるのではというのがコンセプトです。

あと類似のイベントだと出展料等を取ることがありますが,SLiiiCの場合は参加費以外は手数料無料ですので,在庫とかそんなことを考えずに頒布して頂ければと思います。 もちろんSLiiiCマーケットは販売するだけでなく,購入目的でいらっしゃるのも大歓迎です。Amazonとかで購入できないような品揃えになること間違いなしです。

さて,ここで,今年出展される団体の中から,「シャンティ国際ボランティア会 クラフトエイド」の方,「kumori」の方からメッセージを頂いていますので,掲載いたします。


シャンティ国際ボランティア会 クラフトエイド

初めてサマー・ワークキャンプに出店します「シャンティ国際ボランティア会」のクラフトエイド担当中尾です。今回はみなさんが初めて耳にすると思います、シャンティ国際ボランティア会(以下シャンティ)、そしてクラフトエイドについてご紹介したいと思います。

シャンティは1981年にカンボジア難民キャンプで活動を始めました。そこで、内戦により身一つで祖国を逃れ、難民キャンプでの生活を余儀なくされた人々と出会いました。キャンプで暮らす人々にとって衣食住の次に何が必要かを考えた時、「心に栄養を」と本を手渡してから約35年間、子どもたちが本を手にできる場所を作り続けています。

活動地域は広がり、今はカンボジアラオスミャンマー(ビルマ)難民キャンプ・アフガニスタンミャンマーで活動しています。それらの国で、子どもたちに教育の機会を届けるため、図書館の整備や学校の建設、絵本の出版など様々な活動を行っています。活動によって、学校に通うことができるようになった多くの子どもたちがいます。学校で本を知り、夢を描くようになった子どもたちがいます。ですが、わずかな学費を支払うことができず学校に行けない、そんな子どもたちもまだまだ存在しています。

クラフトエイドでは、そんな子どもたちの教育資金のために、母親たちが手仕事でつくる製品を販売しています。1985年にタイ東北部のラオス難民キャンプに作った図書館に通う、モン族の持つ刺繍品を日本に持ち帰り、販売したことからクラフトエイドの活動が始まりました。山岳少数民族であるモン族の人々は、自分たちの衣装を作るため刺繍の技術を伝え続けていました。それは、普段民族衣装を着なくなった今の暮らしの中でも続いています。当時難民キャンプに暮らしていた人々が、祖国ラオスに帰還し生活をしている村と、今も製品作りをしていますが、刺繍の技術は衰えることなく、バラエティに富んでいます。

シャンティの活動地域である国々で、クラフトエイドは共にもの作りをしています。製品を作っているのは、先程お話したモン族のような少数民族や長い戦争で傷ついた人々、都市部でスラムに暮らす人々です。社会的に弱い立場にある生産者が、安い価格で買い叩かれることを防ぎ、そして民族の持つ伝統的な技術を守り、伝えていくことを大切にし、活動しています。

製品は手刺繍・手織・草木染めなど、時間と手間をかけて作られたものばかりです。当日は皆さんに製品を手に取ってもらい、楽しんで頂けると嬉しいです。

f:id:sliiic:20160816195045p:plain

写真1:細やかな手刺繍のポーチたち

f:id:sliiic:20160816195202p:plain

写真2:刺繍をする女性と子ども


 kumori

kumori は本と人をつなげるしおりです。 本の紹介を応募すると、しおりとなり、様々な図書館でしおりが配られます。

今年は、産まれたてのブックカバーな「ブックカバ」さんたちを何頭か連れてい きます。お気に入りの子がいましたら、一緒に連れて楽しく読書していただけたら嬉しいです。

kumori.info


本ブログでは,随時出展者のメッセージをご紹介して行ければと思っています。2日間魅力的な企画が持ちだくさんのSLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2016。ご期待ください。