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ブレインテック×SLiiiC「発見!図書館システムを学校図書館活性化につなげる方法」を実施しました

ブレインテック×SLiiiC 合同企画として3月8日に行いました「発見!図書館システムを学校図書館活性化につなげる方法」についてのまとめです。

図書館システムについて、参加者の皆さま(今回は原則として図書館管理ソフトを使用している学校司書の方が対象)と学ばせて頂きました。

 

当日の流れ

・SLiiiC代表の横山よりご挨拶

・参加者の自己紹介

・「ブレインテックってどんな会社?」ブレインテック広報グループ 関乃里子様

・「図書館システムを使った学校図書館活性化の取り組みのご紹介」ブレインテックカスタマーサポート部 南雲知也 様

・グループワーク「システムを使ってやってみたいことは?」

・まとめ 

 

ブレインテックってどんな会社?

ブレインテック社 広報グループの関様からブレインテックの業務の紹介がありました。

ブレインテックは図書館システムを作っている会社で、800の図書館で採用されています。

営業部やカスタマーサポート業務について。文字通り全国飛び回ってサポートを行っています。仕事で一度必要としたものがあると、次から追加で持ち歩くので荷物がどんどん重くなってしまう、という辺りは学校司書も似たようなものかも。

ブレインテックでは、3年前より自社のシステムを使い、お客様の立場が分かるようにするため、社内に『プレインテック図書室』を作り、社内で分担して実際の図書館と同じく装備から登録などすべてを行っており、情報館のシステムを使ってメルマガも実際に発行されています。図書室を運営することで、様々な工夫が行われていて、それをシステムに反映させようとしているのがよく分かります。

また、それ以外には図書館関連団体への加盟や賛助も。 JcrossのWebサイトは元々図書館の横断検索サイトでしたが、現在はそれに加えて図書館関連団体の活動紹介も行われています。Webだけでなく様々なSNSも活用して情報発信をされています。 マスコット・ウパっちの紹介もありました。

 

図書館システム『情報館v7』で実習

カスタマーサポート部の南雲様からは「図書館システムを使った学校図書館活性化の取り組みのご紹介」ということで、「情報館 v7」を使って、実習形式で体験させていただきました。

各テーブルに1台モニター、バーコードリーダー、マウス、登録処理するための本を準備していただき、資料データを登録するところから始めました。この登録では、「書誌情報の予備項目を使いこなせ!」とばかりに本紹介を、本の画像を、項目名を個々のニーズに合わせて名前変更しながらどんどん情報を付け加えていきました。タグ付け代わりに「メモ」とか「備考」部分を使うような感じでしょうか。 どこにテキストメモ情報を入れていくか、画像を入れられるか、関連付けて検索できるかは個々に使われている図書館ソフトの種類により微妙に異なるので、これらについてはきちんとした確認が必要です。 ですが、一度は自分の学校図書館の管理ソフトの中を(特に予備項目を)確認してみよう、と、説明を聞きつつ受講者の皆さんが深く頷いていらっしゃいました。 とにかく「館内OPAC」を使いやすくして、いろんな紐付けができそうです。

情報館に限らず、様々な図書館システムにおいてOPACからどうやって本を紹介することに繋げていくか。備考、メモ欄などOPAC の登録欄で余っているところを使うと何ができるのか。 OPACならばWebをつくるよりも普段の業務の中でできるし、POPのように場所を取らないで済みますし、紹介コメントを色々入れていくことで、その図書館オリジナルのOPACになっていきます。 本の星付け(評価)なども独自なものが作れる。多くのシステムでは、備考欄に「この単元で使われている」「この授業で使われている」「受験でよく出る作家の本」、等々キーワードを入れておけます。 また、リストを作ることができるシステムもあります。作ったPOPをOPACに入れることは多くのシステムでできるはず。 「備考」欄が設けられているか、「本の表紙をスキャンする」、「排架図を入れる」という形で使えるか、マニュアルを再確認してみると良いのでは。 また項目名も変えられるはずなので、利用者に合わせて変えていくと更に自館に合ったOPAC になります。検索対象や、どんなことができるかどうかをチューニングするわけですね。

WebOPACの中には、URLを自由に入れる項目が入っているものもあります。 例えば本の検索結果から、青空文庫にそのまま直接飛ばして本を読めるようにしたり、本の紹介サイトに飛ぶことも可能です。WebOPACからカーリルにリンクを1行張れば,近所の公共図書館の蔵書検索へつなぐことも可能になります。 Webブラウザがシステムで使われているところはそういう所も見てみると良いでしょうとのことでした。

OPACにおけるQRコードの活用、カーリルタッチとの連携についてはICタグを装備したものを準備していただき、実際のデモンストレーションが行われました。ここで初めてカーリルタッチの体験をした方も多かったと思います。

MARCの活用方法。国立国会図書館サーチからの取り込み。普段は意識せず、取り込んでないかもしれないデータもMARCに含まれているはずで、こういう設定を見逃すと良いデータを反映できないこと。

学校図書館の場合には、システムや管理上の規定など司書だけでは解決しない部分もあるでしょうが、本来はこういう点も考慮しつつ図書館システムを構築していくものなのでしょう。

ISBNをキーにしておけば、データとして含まれていなくても外部サービスを活用して書影を表示できたりするし、そのほかにも資料データを一括で修正する機能がついているはず。 1冊ずつではなくても一気に編集できる。本屋大賞の対象作をリストアップしてデータを追加するなどの用途で使う。資料のデータを「テキストへ出力→Excelで加工→システムに戻す」こともできるはず。Excelを使えば、教諭のコメントを入れてOPACに反映させることも可能になる。ただし、この機能については、使い方についての問い合わせはよく来るそうです。 Excelで分類記号の先頭の0がカットされて誤った登録がされる等、ファイルを開くときにTSVファイル指定をして区切り記号の指定やデータ形式の指定を行い、データ出力の時は登録番号など主キーになる項目を必ず出力するようにするとトラブルが減らせるそうです。

 

統計情報の活用

図書館システムから出力できる統計の情報について

前月と比べるよりも、前年と比べると良い。ただしシステムによっては、1年で削除するものもあるので、データを取っておくことがお勧めである。貸出ランキング 下位の本は動いていない。動いていない本のデータをチェックしてみる。蔵書冊数と貸出冊数を類ごとで行うことで,本をもっているのと,その本の動きがどうなっているかをきちんと検討できる。分野毎の貸出冊数を比較する。分類ごとの冊数と稼働率を見てみることで蔵書構成の内容についても配慮する事ができる。利用者ごとの貸出冊数については,システムによってできるかどうかは異なる。学校図書館の場合は児童・生徒の思い出や記念として使える場合もある。クラスごとの利用統計。1人多読の子どもがいるとクラス平均が上がってしまう。利用率→借りた人 ÷クラスの人数を出すと、より正しいデータとなる。

図書館システムでは,図書以外にも貸出用のPCや文房具なども入力もできる。これらの備品の使用状況についても入力エリアに余裕があれば登録できるはず。

 

グループワーク「システムを使ってやってみたいことは?」

最後にグループワークとして「システムを使ってやってみたいことは?」をテーマに話し合いです。 付箋を使ってアイディアを出し合いました。「絶版が簡単にチェックできるとイイよねえ!」「でもその絶版情報を誰が調べて更新するの!?」等々、皆さん日頃の勤務状況を交えて賑やかに話し合われていました。結果はブレインテックの皆さまにお渡しして来ましたので、いつの日か、反映されるのを心よりお待ちしています。

 

ブレインテック社の皆さま(差し入れて頂いたエクレア、美味しかったです!)、参加してくださった皆さま、Ust 視聴参加して下さった皆さま、ご協力ありがとうございました。(H)